薪ストーブ 9つの魅力

薪ストーブは人生を豊かにする

「なぜ、薪ストーブなのか。」迷っているあなたに。

暖かさの秘密、エネルギーと環境のこと、家族のこと、もしもの時のこと。薪ストーブの魅力は一つではありません。人生を豊かにする「火のある暮らし」のいくつかのお話を集めました。あなたの薪ストーブを選ぶ理由や意味、そのヒントになればと思い、ここにご紹介します。

1. 暮らしがとっても暖かに
2. 炎に癒し効果1/fゆらぎ
3. もしもの時に役立つ、命を守る備えに
4. 子供の成長を見守ってくれる
5. 豊かな暮らしのアイテムに
6. ゆったりとスローライフを満喫
7. 強くて優しい大人を磨くツール
8. 薪ストーブは最先端の暖房器具
9. 薪は自然な再生可能エネルギー

暮らしがとっても暖かに。

薪ストーブや暖炉の暖かさを今までに味わったことがある方なら、よくご存知ではないでしょうか。薪ストーブはとても能力の大きな暖房器具です。エアコンやFFファンヒーターとは、比べ物にならないくらい大きな空間を暖めることができます。

薪ストーブや暖炉は、ただ部屋の空気を暖める他の暖房器具とは違います。もちろん空気も温めますが、赤外線による輻射熱の効果がとても大きく、ヒトの肌を直接暖めてくれます。それだけではなく、床や壁、天井といった建物の内側も同時に暖めます。

温度に差があるとき、高いところから低いところへ放射される赤外線の性質によって、「どこにいてもあったかい」という状態が実現できるのです。

薪ストーブの暖房面積は、130m²以上のものがほとんど。130m²といえばおよそ40坪です。現代の断熱性能に優れた建物なら、とても心強い能力を持っています。

「薪ストーブは3度、体を暖める」

こんな言葉をご存知ですか。

1度目は薪割りをしたとき。2度目はストーブを焚いたとき。3度目は薪ストーブで料理をし、それを味わうとき。

スープでもポトフでもおでんでも、薪ストーブで作った料理の味は格別で、体だけでなく心も暖めてくれるはずです。

炎に癒し効果、1/fゆらぎ。

川のせせらぎや海のさざ波、風が木を揺らす音や木漏れ日がきらめく様子。

自然の中にある規則的なようでそうでもない現象【1/f ゆらぎ】の中にいると、ひとは無意識のうちに癒されていると感じるようです。

薪が燃える炎の灯りを見ていると、なぜかリラックスしてきます。炎も同じ、自然現象【1/fゆらぎ】による癒し効果があるのです。だからひとは、なぜか火のあるところに集まり、自然と心を開き、気持ちまで素直になれるのではないでしょうか。

薪ストーブの炎も、キャンプやバーベキューといったアウトドアフィールドでの焚き火も、古民家の囲炉裏の火も。火を見るとなんとなく惹かれて安らぐ理由はそこにあります。

忙しい日常生活の中にほんの少しだけ、心を落ち着かせる時間を作り、その時間を大切にしていきたいですね。

もしもの時に役立つ、命を守る備えに。

大きな災害は、いつやってくるかわかりません。

東日本大震災のとき、大きな被害に遭われた東北地方では、雪が降るなか停電が続き、寒さに震え、闇に怯え、空腹に耐え、悲しみにくれていたと聞きます。

そのとき私たちの仲間は、薪ストーブのお店を解放し、被災した方たちを招き入れ、しばらく寝食を共にしました。薪ストーブの火が闇を照らし、体を温め、また薪ストーブで煮炊きをしてお腹を満たすことで、心を落ち着かせてくれました。人々が薪ストーブのある場所を大切な拠り所として、集まってきたのです。

北欧には、薪ストーブや暖炉、オーブンなど、薪が焚ける設備を、すべての家に整えなければならない決まりがある地域もあります。もしも真冬の北海道で、停電やガスの供給停止になったら、灯油やガソリンが手に入らなくなったら、家族の命を守ることができなくなってしまうかもしれません。

家族を守りたいという気持ちにこたえる、薪ストーブを考えてみませんか。

 

子供の成長を見守ってくれる。

子供と一緒に何かを作ったり、フィールドに出て汗を流したりと、親子で一緒に過ごす時間はとても大切です。大人は子供の成長を見続け、子供は親の背中を見て成長します。子供は大人と過ごす時間が嬉しく、真似をしたくてたまりません。お菓子づくりやお料理もそのひとつ。エプロンをかけて踏み台に登り、目を輝かせながらおっかなびっくり包丁を握って、ゆっくりと、でも確実にシェフに近づいていくその姿は、とても頼もしく映ります。

 

冬に家族が暖かく過ごすことができるよう、あなたは前もって薪づくりに汗を流します。でもひとりではありません。子供だって小さいながら薪割りをやって見たくなります。最初はお父さんと一緒に斧を握ってストン。初めは難しくても、できないことに挑戦することが子供の心を育みます。

 

雪の降る寒い冬の夕方、家に帰った子供は、教わった通りに薪を家に運び入れ、火を入れてくれます。夕飯の支度に忙しいあなたは、どれほど助かることでしょう。いつのまにか子供が上手に薪ストーブに火をつけられるようになっている。

その成長が嬉しいですね。

 

火は危険だから、子供を薪ストーブから隔てて遠ざけようとする人もいます。

でも、火の本当の怖さを知って、火の本当のありがたさや楽しさを知る。それって大切なことではないでしょうか?

薪ストーブは大切なことを子供と一緒に学べる、「大人を磨くツール」でもあるのです。

 

豊かな暮らしのアイテムに。

より豊かな暮らしを、私たちは求めて日々がんばっています。

家族が増え、ゆとりのある間取りの家。
より質の高い、ドライブが楽しくなる自動車。
クリアな画像と音質の、リビングシアター。
座り心地のいいイージーチェア。

生活の空間だけではありません。長く使えるレザーの鞄や時計、実績のあるブランドのスノーブーツ。
モノに溢れるこんな時代だからこそ、良いものを厳選し、長く大切に使っていきたいですね。

薪ストーブや暖炉だって、決して安い買い物ではありません。

だからこそ、より質の高い、作りの良いものを選びませんか。私たちがお勧めする、厳選した薪ストーブや暖炉は、きっとあなたの暮らしを上質で豊かにしてくれるでしょう。

こだわりのストーブや暖炉に合わせ、傍らに置けば様になるようなファイヤーツールも揃えたくなります。ストーブのトップにも最高品質の鋳物鍋が似合います。

家族と自分のために。

薪ストーブにかかるお金のこと

ゆったりとスローライフを満喫。

薪ストーブや暖炉がある暮らしで、何を思い浮かべるでしょうか。のどかな田園風景に煙突のある一軒家。軒下や傍らの納屋には、自作の薪棚にびっしりと積み上げられた薪。

夏から秋にかけては、北海道の自然環境を活かした、野菜や果物の収穫。

アウトドアでは自慢のバーベキューコンロやグリルを用意し、自分でコツコツ割った薪をくべて。家族や友達を集めてガーデンパーティーをしたら、ゆったりとした時間が流れ、まさしくエコなスローライフです。

冬がくれば薪ストーブに火が入ります。火を見ているだけでも、時間が止まったような感覚になり、とてもリラックスできます。薪ストーブの火を見ているだけではなく、秋に収穫しておいたジャガイモやニンジン、玉ねぎを入れた鍋を薪ストーブの上に置き、あたたかいポトフが仕上がるのを、のんびり待ちます。

なんだか想像しただけでも気分がゆったりしてきますよね。

もし、それが都市部だったとしても、薪ストーブさえあればスローライフが実現できるのです。

強くて優しい大人を磨くツール。

 

火を操る心地よさを、一度でも味わったことがある人にはわかるでしょう。

焚き火や焚き付けが、思い通りにできるようになるには、経験や知識の蓄積が必要です。昔は火をきちんと扱えるようになったら一人前だと認めてくれました。

火はとてもありがたいものです。思い通りに火を操ることができたときの満足感や達成感はひとしおです。しかし、リスクが伴うことも確か。そのリスクを子供たちや周りの未経験者に教えてあげられるよう、しっかりとした使い方を身につけることが大切です。

火の扱いに加え、刃物である斧の扱いにも注意が必要です。

薪を割るときは自分や周りに危険が及ばないように安全対策も欠かせません。上手に、かつ怪我をしないように薪を割る方法はもちろん、お手入れ、保管方法もしっかりと身に付けたいものです。

薪ストーブは最先端の暖房器具。

薪ストーブが自然エネルギー、再生可能エネルギーを活用した、クリーンな暖房器具ということはご存知でしょう。実はそれだけではなく、エネルギー変換効率もずば抜けて高いことを知っていましたか?

電力が発電される時の、総合的なエネルギー変換効率は、わずか40%未満。なんと石油やガスなどの化石燃料の保有エネルギーのうち、60%は無駄に大気中にばら撒かれていることになります。家庭で使われる石油ストーブのエネルギー変換効率も40%前後とのことです。原子力発電はたったの10%というドイツの研究データもあります。

それでは、化石燃料を使わないという点でクリーンなエネルギーと言われている再生可能エネルギーによる発電はどうでしょうか。一般のご家庭にも普及が進んでいる太陽光発電は20%前後、大規模な設備が必要な風力発電は30%前後、最も効率の高い大小の水力発電では80%前後になるそうです。

さて、薪ストーブはというと、環境基準による認証機関でのテストの結果、80%前後のエネルギー変換効率があることが証明され、各機関に認可されています。水力発電とほぼ同じ、非常に高い効率です。

ここで注意したいのは、この高いエネルギー変換効率が、薪ストーブ全てに当てはまるわけではないことです。環境性能を重視する薪ストーブメーカーが、科学的に薪の燃焼を分析して、現代の科学技術を駆使し、性能を引き上げてきたからこそ、高い効率を実現できたのです。

薪ストーブや暖炉はローテクだと言う人がいますが、決してそんなことはありません。今やハイテクを駆使して開発され、高い品質管理で製造されています。薪の燃焼をハイテクでコントロールする薪ストーブや暖炉もあります。

 

薪は自然な再生可能エネルギー。

木を薪にするとき、ほんのわずかなエネルギーで、大きなエネルギー源を作り出すことができます。薪ストーブや暖炉はとても優れたエネルギー効率の良い暖房なのです。

木は太陽と空気と水と土という、たくさんの自然エネルギーを吸収して蓄え、すくすくと育ちます。そしていくつもの季節を経て、生命を繰り返して森をつないでいます。

木質バイオマスエネルギーが再生可能エネルギーとして注目されているのは、温室効果ガスとなるCO2を増やさない、カーボンニュートラルという特徴があるから。木質ペレットも、薪もそのひとつです。

2009年に発表された東北大学の研究によると、薪ストーブ1台を使うことで、ハイブリッド車5台分、太陽光発電パネル36畳分のCO2削減ができるそうです。

未来のことを考えて、よりよい選択を。

 

 

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