薪ストーブは本当にとても暖かく、そして心地よい
はじめて薪ストーブの購入を考えるとき、本当にあたたかいの?と気になるのではないでしょうか。
この疑問に対する答えは「YES」です。薪ストーブは本当にとても暖かく、そして心地よいのです。薪ストーブの暖かさを感じる仕組みは、大きく分けて2種類あります。
輻射熱
一つ目は輻射熱。薪を燃焼させた時に発生した熱エネルギーは、ストーブ本体または正面のガラスから赤外線として放出されます。
温度が高いほど多くの赤外線が放出されるので、薪の熱エネルギーでストーブ本体が高い温度になるとより強い赤外線が放出されます。この放出を「輻射」といい、輻射熱は人を暖めるのはもちろん、自然素材やガラスなどに吸収されてその熱が留まる性質があります。そのため、ストーブの火が消えたあとも穏やかに放熱され続けるので部屋全体が心地よく、優しい暖かさを保ちます。
対流
もう一つは、空気の流れ(対流)を利用した暖房方法です。
通常空気は、温度の高い場所→温度の低い場所へ流れる性質があります。薪ストーブから発生した暖かい空気が上方に向かって流れ、部屋の中を対流して全体を暖める方式です。この対流方式の利点は、素早く均一に室内を暖めることができるということです。
この2つの仕組みを使っているから薪ストーブは暖かいのです。
薪ストーブの特長はほかの暖房と比べることでより理解できます。
エアコンやファンヒーターとの違い
一般に使われるエアコンやファンヒーターは電気や灯油によって発生させた暖かい空気をファンで強制対流させる100%対流型の暖房です。
それに対し、薪ストーブは、輻射熱あるいは輻射熱と対流の相乗効果により、穏やかで人が心地よいと感じる空間を作り出すことができるのです。