IRON DOG(アイアンドッグ) IRON DOG(アイアンドッグ)

ドイツ・バイエルンのおおらかな気質から生まれた遊び心、長年にわたり積み重ねられた技術が生み出したアイアンドッグは、最高品質と世界が認める「ジャーマン・クオリティ」を体現した薪ストーブです。

IRON DOGについて

アイアンドッグを製造するブルナー社は、ドイツ・バイエルンの南東部、オーストリアとの国境に近いエッゲンフェルデンに工場があります。バイエルン地方は、古くからバイエルン公国として栄え、現在も名だたるドイツ企業が本社を置く経済的にも豊かな地。そのため、バイエルン人はおおらかで陽気な気質をもち、「遊び、愉しむ」心が根付いています。

アイアンドッグも、その遊び心が体現された薪ストーブ。その名のとおり、犬をイメージした6つのモデルは、どこか愛嬌がある小型犬、エレガントな雰囲気が漂う中型犬、どっしりと家族を守る大型犬など、それぞれ個性が光り、心惹かれる魅力を備えています。

また、ドイツはモノづくり大国として知られています。それは、職業訓練制度「マイスター制度」により、中世以来の手工業の技が大切に引き継がれて、優れたマイスター(職人)が生まれてきたからです。アイアンドッグも本体からボルト1本にいたるまで、すべて自社製にこだわった高品質な薪ストーブです。まさにマイスターが高い技術と思いを込めた製品だといえるでしょう。

共に暮らすほどに愛着がわく存在感、使うほどに実感できるその暖かさ。一度その魅力を知ってしまったら「二度と手放したくない」と思わせる、それがアイアンドッグの薪ストーブです。

どこまでも高品質、IRON DOGの世界

アイアンドッグのストーブは、ただ売るためだけでなく、お客様に満足して使ってもらうために作られた薪ストーブです。そのため、品質やそのパフォーマンス、ディテール、デザイン、薪ストーブの構造から耐久性まで、作り手が持っているすべてのノウハウがつぎ込まれ、本体からボルト1 本にいたるまで、すべてを自社で製作しています。

そして、このストーブのすべてを生み出しているのが、北ドイツ・ドレスデンの北、オルトランダーにあるブルナー社の鋳鉄工場です。創立以来、ヨーロッパ屈指の高品質な鋳鉄を製造することで知られるこの工場では、独自の配合により非常に強度があり、伸縮や膨張ねじれが少ない鋳物が作られています。そのため、通常の薪ストーブのようにセメントで固められることなく、すべてのパーツがネジで隙間なくぴったりと組み立てることができるのです。お手入れやメンテナンスもしやすく、どこか部品が傷んでしまっても、そのパーツのみを交換することも可能。とても実用的に作られた薪ストーブです。

小型でシンプル、優しさ漂う佇まいのNo01、どっしりと家族を見守るように立つNo04、美しい彫刻がまるで芸術作品のように輝きを放つNo05…。アイアンドッグの薪ストーブはそれぞれがとても個性的です。けれども、どこかずっと一緒にいたいと思わせるような安心感があります。それは、その名の通り「犬」をイメージして作られているからかもしれません。アイアンドッグのストーブはDesign.Mattisデザイン・マチスがデザインを担当。彼らは、それぞれの薪ストーブに個性的な魅力を与えるだけでなく、熱エネルギーの効率も考えてデザインしました。

100%ドイツ製のクオリティがここに

それぞれのストーブの雰囲気に合わせて、フロントドアやハンドル、レッグをデザイン。炎を映すセラミックガラスの大きさや、空気の調節を行うエアコントロールレバーがそれぞれの個性を引き立てます。

それぞれのボディに合わせて、サイドには畝のようなリブ加工が施されています。この表面構造は、本体の強度を高めるとともに、熱の放出面積を高める役割を果たすという重要な役割を担っています。また、フロントドアの内側にはグラスファイバー製ガスケットを使用し、密閉性をアップ。アッシュパン、ボルトなど部品は、すべて錆びにくい、高品質なステンレススチールを使用しています。

さらにストーブのトップはフラットに仕上げられており、どんな形のケトルやティーポット、ココットでも置くことが可能。料理を楽しむのにぴったりなデザインになっています。  ドアの内側には「Made in Germany」とアイアンドッグのロゴ、燃焼室の奥には犬が刻印されています。高品質なアイアンドッグの薪ストーブであることをここで証明しています。

高い燃焼効率と環境性能のひみつ

No01~No06

特殊な曲面構造のバッフル、垂直方向にリブ加工を施したサイドウォール、舟形のボトムグレートの特殊設計が完全燃焼に近づけます。また、エアコントロールロッドで空気の流入量を簡単にコントロールできます。

燃焼の仕組みと空気の流れ

ストーブの下部から取り込まれたプライマリエアによって一次燃焼が起こります。穏やかに薪の燃焼を促進させ、そこで発生した燃焼ガスは前面上部から取り入れられたセカンダリエアと混じり合い、二次燃焼が行われます。このとき、空気の通り道で暖められたセカンダリエアは正面側から奥に向かって流れることにより、同時に正面ガラスがきれいに保たれます。さらに、背面部より供給されるターシャリエアと二次燃焼されて残った燃焼ガスが、バッフルをゆっくりと通り、完全燃焼しながら排気口へと流れていきます。

No07

No07には、燃焼室の背面と底面に「サーマルコンクリート」を採用し、蓄熱性を高め、高温を維持。燃焼空気の流れも新しく設計することによって、より効率のよい燃焼を実現しました。

燃焼の仕組みと空気の流れ

背面下部にある外気孔から取り入れられたプライマリエアは、天板両脇に作られた浅い溝を通りながら暖められ、正面ガラス上部へと導かれ、大きなフロントガラスの内側の汚れを取り除きながら燃焼室内部へ供給。セカンダリエアはプライマリエアと同様に背面外気孔から供給。火室背面のサーマルコンクリートの穴からガラスに向けて取り込まれ、一次燃焼で発生した燃焼ガスと混じり合い、二次燃焼が行われます。さらに、バッフルを通り背面のスペースに排気が入り、熱エネルギーをストーブへ余すことなく取り込み、完全燃焼が促進されます。

欧州の厳しい環境基準をクリア

現在、EU諸国では一酸化炭素や窒素酸化物の排出基準を設け、それをクリアした薪ストーブや暖炉以外の使用は原則禁止されています。中でも環境先進国として知られるドイツの環境基準は特に厳しく、EUの薪ストーブの一酸化炭素の排出量は1500 mg/m3に対して、ドイツは1250 mg/m3以下に設定。アイアンドッグはすべてのモデルがその環境基準をクリアしており、燃焼効率については規定が73%のところを、01〜06は81%、No07は新技術を取り入れることで85.3%という驚くべき数値を実現しました。

    • 薪ストーブを探す